【仙腸関節】
身年齢を重ねるごとに硬くなる仙腸関節。
私も最近、腰が痛くなり仙腸関節の硬さを指摘されたので意識して動かすようにしたところ、少しずつ改善されてきました。
まず、仙腸関節ってなんぞや？
となると思いますが、私たちの身体の土台となるところです。
仙腸関節
こちらは以前、私が勉強のため購入した雑誌から拝借。
仙腸関節は骨盤の骨である仙骨と腸骨の間にある関節で、周囲の靭帯により強固に連結されています。脊椎の根元にあり、3〜5mmのわずかな動きを有しています。
仙腸関節はビルの免震構造のように根元から脊椎のバランスをとるため、中腰での作業、不用意な動作や、オーバーユースにより不適合が生じて痛みが発生します。
実は出産後の腰痛やぎっくり腰による痛み、慢性腰痛もここが原因だと考えられています。
仙腸関節は17歳ごろをピークに柔軟性を失い始め、しなやかな動きができなくなってしまいます。
そうすると腰痛、膝痛や肩こりなどにも繋がってきます。
人の身体の関節は動く関節(モビリティ関節)と固定する関節(スタビリティ関節)が交互に連結しています。
モビリティ関節の動きの低下、スタビリティ関節の安定性の低下、関節同士の協同した動きの低下があると、機能的な動作ができず、柔軟性の低下にも繋がります。
ただ、スタビリティ関節は動きは必要ない、モビリティ関節は安定性は必要ないということではありません。
隣あう関節同士がどの役割をもって協力しながら動いているかという事で分類されています。
ちなみに仙腸関節および腰椎はスタビリティ関節に分類されます。
まずは自宅でできる簡単なセルフケア、テニスボールを使用した方法をご紹介します。
テニスボール二つをテープでぐるぐる巻きにして下の図のようにおきます。
仙腸関節2
うえ向きでボールの上に寝るようにすればOKです。ただし、ぐりぐり痛みに我慢するほど強い刺激を与える必要はありません。
気持ちいいなぐらいでいいです。
また仙腸関節に当てている時に股関節を片足づつ回してあげるのも効果的です。
まずは試してみてください！